こんにちは、大和観音巡礼「あぢさゐ回廊」の最後は、源氏物語にも登場する奈良県の魅力溢れる古刹、長谷寺です。美しい自然と歴史が織りなす風景、そして四季折々の花々が皆さんを迎えてくれますよ。
あじさいの季節に訪れる長谷寺は、まるで水彩画のよう。ピンクや青、白といった色とりどりのあじさいが庭を彩り、雨に濡れた石畳がそれを静かに映し出します。そんな風景を見ながら、紫式部が源氏物語を紡いだ平安時代に思いを馳せると、なんだかとてもロマンチックな気分になれる気がします。
長谷寺の歴史は古く、何度も時代の波に翻弄されながらも、人々の手によって何度も再建され、今日までその姿を保っています。そのたゆまぬ信仰の力と、長谷寺の持つ歴史的な哀愁を感じながら、一緒に長谷寺の敷地を散策してみましょう。
長谷寺での紫陽花の見どころ
長谷寺の他にも、合わせて訪れたいのが岡寺や壷阪寺。5月末〜7月初旬にかけて開催しているのが、三ケ寺を巡る「大和観音巡礼 – あぢさゐ回廊 – 」。この時期しか味わえない紫陽花散策をお楽しみください。
文・編/カリー事変 写真提供:長谷寺